【実験】マリーゴールドを密植するとどうなるのか


どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。

ダイソーで一袋50円のマリーゴールドの種を買ったらこう書いてありました。

「約30cmの間隔に定植し」

上の赤丸で囲んだとこと、下の波青線のとこです

ちなみにイエローボーイ他なのでオレンジ色の品種は不明

今回はこれを守らないとどうなるのか、実験をしてみました。植え付けの際に間隔をあける理由として、一般的には
  • 風通しをよくして蒸れを防ぐ → カビや病害虫発生の抑制
  • 一株当たりの土量を増やす  → 水分・栄養を取り合わないようにする
と書かれている場合が多いです。

しかし、街中の花壇や「一面に~が咲いています!」とテレビで取り上げられるような花畑はそんなに離れていないようにも見えます。そこで、密度を三段階に分けて比べてみることにしました!

また、マリーゴールドの摘芯についてもあわせて実験したので、それについては別記事で書きます。

目次


実験方法

まずプランターA(以下Aとします)で、実験に使う全ての種を発芽させ、本葉が一組見えてきたくらいまで育てました。

そうしたら次に、プランターB(以下Bとします)とプランターC(以下Cとします)に植えるぶんの苗を、根っこを出来るだけ切らないように掘り出し、植え替えました。この時、BとCにはAと異なる土を使いました。
また、掘り出した苗は植え付ける前に、切れた根っこの回復促進を図るため、根っこの部分をメネデール100倍液に1時間ほど浸しました。


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Note:
植え替えをした・土が違うという時点で、A・B・Cで正確な比較はできない(B・Cはできる)んですが、一応言い訳ををば。

植え替えについては間引き苗をどうしようか、と思ってから実験することを思いついたためこういうことに。

土についても、思いついたときに土が足りなかったので新しく買ってきたためです。ただ、Aに入れた土もB・Cに入れた土も新しく買ってきた元肥入りの培養土なので、極端に肥料が少なかったり、逆に過剰だったり、水はけが悪かったりということはないと思います。
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植え替えが終わった後、苗が弱い段階での植え替えだったため、B・Cは一週間、半日蔭で管理し、その後、A・B・Cを全く同じ場所(日当たり・風通し共に良好)に並べて育てました。下の写真は半日蔭での管理が終わり、BとCをAと同じ場所に持ってきたときのものです。

奥がBで手前がCです

どのプランターにおいても、水やりは表土が乾いたら底から流れ出るまでやる、として、追肥等は施さないで管理しました。また、B・Cでは、本葉二組目がそろったときに間引きを行い、異なる密度にしました。Aは株間10cmで10株、Bは株間20cmで3株、Cは一株のみ。

最後に蕾が見えてきたころ、Aでは5株/10株を摘芯、Bでは1株/3株を摘芯、Cでは1株/1株を摘芯しました。

結果

まず写真からどうぞ(Bには実験お~わりとばかりに、写真を撮る3~4日前にトマト苗を植えてしまいました)

上段は上から、下段は横からみたときの写真です

一見、Aが圧倒的に見えますが、密植しているため茂っているように見えていることと、植え替えの影響でB・Cは一週間くらい成長が遅れていることを考慮すると、どれも健康的に育っていると言えそうです。

B・Cもちゃんと花や蕾がついていますし(写真だと見づらいかも)。

ただ強いて言えば、Aの葉色がもっとも濃く、BとCは同じくらいの濃さ。ただ、これは土による違いかもしれません。

また、摘芯した苗は一週間くらい開花が遅れる(摘芯時に蕾も取るため)ということも考えると、やはり株間の違いによる成長の差は大きくないと思います。

上からA・B・Cです

ただ上の写真の、Bの摘芯をした株とCの摘芯した株に注目し比べてみると(先述のとおりBとCは比較できる)若干Cのほうが小さいです。

上がBの摘芯株、下がCの摘芯株

サンプルが一つなので個体差かもですし、Cは少し浅いので、土量よりも深さがある方が良かっただけかもしれませんが、ライバルがいる方が生育旺盛になるという線も考えられますね。いずれにせよ健康に育っていることには変わりありません。

まとめ

少なくともマリーゴールドに関しては密植(株間10㎝)しても困らないことが分かりました。栄養を奪い合っているのかもしれませんが、ちゃんと花も咲きますし、カビも害虫も発生しませんでした。

見た目的にも茂っている感じで、花がたくさん植わっているのが見たい、という方には密植もいいのではないでしょうか。

ただし、風通しの良い場所での実験だったので、風通しの悪い場所ならちょっと間隔をあけておいた方が無難かもしれません。

また、密植した場合ひとつひとつの葉っぱをチェックするのは至難の業なので、仮に害虫が発生すると人力での駆除が大変になるかもしれません。とはいえ害虫が大量発生するとその捕食者も来るので大丈夫だと思います。

しかし、一つだけデメリットがあります。それは水やりが少し面倒になる、ということです。

葉っぱで覆われたプランターに水やりをするには、葉っぱを優しく手で退けてじょうろや水差しの先を差し込むという手間がかかります。さらに、上からぱっと見た時に土が乾いているか分かりません。

なので、毎度手で葉っぱを抑えて乾燥具合を確認→じょうろ等の先を差し込んで水やり、という手順を踏まないといけません。

これが面倒に感じる場合は20cmくらいの間隔を開けて植えれば十分だと思います。

それでは~

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