温州ミカンの実生(種から育てる) ~播種・発芽から成長初期まで~
一つだけトゲありなのでこれが交雑胚かも? どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん( @ponpokorin_24 )です。 買ってきた温州ミカンの中に種を見つけたのが今年の2月なので、種を蒔いてから上の状態になるまで約6か月かかりました。 そもそも温州ミカンに種なんてあるっけ? とお思いの方もいることと思いますが、 まれに ある らしい です。僕も最初に見つけた時は驚きましたが、後から調べてみると開花時に他の柑橘類などの花粉が雌しべにつくと種ができることがあるそうです。 そんなわけで採取できた種をここまで育てた経緯を書き残しておこうと思います。 目次 まずは種蒔き(1月中旬) 発芽するも……(2月末) ようやく葉がしっかりしてくる(4月末) 移植(4月末) その後の管理(~7月末) まずは種蒔き・発根(1月中旬) 播種から一か月後、3本発根しました(直播き) 2パターン用意していました。種皮の外にある薄皮を剥いたあと、一つは湿らせたティッシュの上に置いてビニール袋に入れたパターン、もう一つは直播きしたパターンです。直播きについては、温州ミカンの種が嫌光性か好光性かは知りませんでしたが、軽く1cmくらい覆土しました。 まだまだ気温が低い時期だったので、正直なところこんなに早く発根するとは思っていなかったのですが、室内に入れていたこともあってか種蒔きしてから一か月くらいで発根しました。これは土に直播きした方からの発根だったのですが、湿りティッシュ+ビニール袋の方も少し遅れて発根が確認できたので、それらも土に埋めました。 今から考えると 「種皮の外にある薄皮を剥いてそのまま直播き」が一番簡単でいい と思います。ちなみにこの時の コツは乾きそうになったら水やり です。 毎日水やりしているとカビが土の表面に出てきます。 ちなみにネットで見つけた薄皮を剥く、という情報を勘違いして、ティッシュに置いた方の種の中には種皮まで剥いてしまった種もありました。せっかくなので載せておこうと思います。ただ、こんな感じで多胚であることや子葉・幼根を観察できたのは楽しかったです。 多胚なので子葉や幼根などが複数あります 発芽するも……(2月末) 赤丸の中心にみえるでしょうか 3本の発根を確認した4日後に薄緑色の芽がぴょこっと出てきました。しかし、この後葉が形成されるのが遅いこと遅いこと。 2