【ステンレスフライパン】予熱しないと焦げ付くは本当?実験してみた

どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりんです(@ponpokorin_24)。

どの記事を見てみても「予熱しないとくっつきます」とは書いてありますが、実際に実験した例は無さそうです。

また、根拠として「熱凝着」を挙げていらっしゃる記事もありますが、google scholar で「熱凝着」で調べても、この用語は見当たりません。Wikipediaにも記事はありません。

ただ研究している方がいない、載っていない、という可能性ももちろんありますが、本当にくっ付くのか気になったので実験してみました。

目次


実験材料

基本的にはタンパク質の多いものがこびりつきやすい、とのことなので(実際経験あります)

・卵
・適当な肉(安かった豚ロース)
・ベーコン

で実験してみようと思います。油は少々使うことにしました。

ちなみに、以前トマトを予熱なしで炒めたときは焦げ付きゼロだったので、野菜系は予熱なしでも大丈夫だと思います。

実験方法

冷たいままのステンレスフライパンに少量の油を引き、食材が油の上に乗るように、スプーンを使って伸ばす(油が温まっていないのでやりにくい)。

中火でスタートし、食材のまわりからぱちぱちと泡が出てきて、食材の縁が茶色っぽくなったら弱火に。そのあとは最後まで弱火のままにしました。

また、比較用に、きちんと予熱してから焼いたらどうなるかも実施しました。

フッ素加工のものと違い、予熱していても、剥がそうとするタイミングが早すぎるとくっ付くので(経験あり)、焼き上がりのタイミングは、「ターナーなどで端っこを持ち上げてみて、濃い目のこんがりとした色がついたら」としました

いざ実験

まずは卵から。
油を引いて、その上に卵を割り入れました。「ちょっと温めてもっと油を伸ばしやすくしたい!」という気持ちを抑えてきちんと実験。

手で触っていることからも分かるように、常温です。

中火で加熱を開始。卵の縁の色が変わり始めたら(2分くらいかかった)弱火にしました。

以下の写真の通り、肉、ベーコンも同じように、常温から焼きました。先程と同様に手で触っていることから常温だとお分かりいただけるはず。

動物性の油を使ったので、冷えて白いです


火加減も同じで、縁が茶色くなったら弱火にして、焼き上げました。




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比較用の方は、いわゆる一般的なやり方で。

垂らした水滴が転がるまで予熱して…


油を引いてなじませて…


食材を焼きました。写真は肉を焼いたときのものです。

予熱しているため、入れたそばからバチバチいってます

結果

先述の通り、焼き上がりはターナーで軽く持ち上げてみて、簡単に剥がれるようになったら、としました。

以下、予熱あり・なしの焼き上がり時のフライパンの写真です。

予熱なし


予熱あり


豚ロース
予熱なし


予熱あり(あり・なし逆じゃないです。)


ベーコン
予熱なし


予熱あり


-----写真終了-----

焦げ付きの度合いについて

・卵
予熱なしの卵の焦げ付きは、フライパンでお湯を沸かさないと取れませんでした。

・ベーコン
ベーコンについてはどちらの場合でも、脂が沢山溶け出てきたこともあり、ほぼくっついていませんでした。上の写真に見える微量の焦げ付きは、束子でサクッと取れました。

・豚ロース
最後に豚のロース肉。卵よりは当然脂があり、ベーコンよりは少ない材料です。こちらも、どちらの場合でも肉とフライパンがくっつく感じはほとんどありませんでした。ベーコンと同様、フライパンについた汚れも束子でサクッと取れました。

まとめ

今回の実験から分かったことは、

油を引けば、卵以外は、予熱しなくても大して変わりなく焼ける

ということになります。

要は、「たんぱく質豊富なんだけど油分がない材料」はくっつきやすいという事かもしれませんね。卵以外も試さないと明言はできないので、こんな言い方になってしまうのですが…

さらに、脂の多いお肉やベーコンなどは油を引かなくても大丈夫だそうです

参考:

実際に実験後日、ベーコンを油ナシで常温から焼いてみたところ、上手くいきました(写真撮り忘れ)。このことから、たしかに油分のある食材なら、「油ナシ、常温スタート」でもいけそうです。

ただ、予熱すれば基本的に綺麗に焼けるということは事実なので、低温にこだわるレシピなどでない限りは、予熱するのが安牌です。

鉄フライパン推しの方は多いみたいですが、ステンレスフライパンでのレシピなどは希少なので、機会があればレシピも載せてみたいと思います。

それでは~

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