【ダイソー】中玉トマトの育て方【プランター栽培】
順次収穫中です! |
どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。
ダイソーの種コーナーで4月に発見した「中玉トマト」のパッケージ。
種まきから3ヶ月でこんな感じになりました。
梅雨の長雨でちょっと元気ないですが(笑) |
サイズ感はこんな感じ |
この記事では、種まきから収穫までの流れを少し細かめに書きたいと思います。
ぜひ最後までゆったりと読んでもらえれば、と思いますが、少し長いのでブックマークしてたびたび確認していただくのもよいかと思います!
目次
準備
まずは植えるプランターと土、置く場所を決めます。
- 植えるプランター:深め大きめ
- 土:激安でない「野菜用 培養土」とかの肥料(元肥)入り培養土
- 置く場所:日当たりの良い場所
にしてください。
===理由(読み飛ばし可)===
小さいプランターだと土も少量しか入らなくなり、水持ち・肥料持ちが悪くなります。
土はあんまりにも安い奴を選ぶと木くずだらけの粗悪品みたいな時がありますので、周りにおいてある土と比べて極端に安いものは避けた方が無難です。
日当たりが悪い場所だと結構成長スピードが落ちるので、やむを得ない場合以外は日当たり良好な場所がおすすめ。
===理由終わり====
そして最後に「仕立て方」を決めます。
一本仕立て、二本仕立て、連続摘芯仕立てなどいろいろとある中で、僕は「連続摘芯仕立て」でやってみました。自分好みの仕立て方を選んでみてください。
種まき
準備が終わったら種まきをします。時期はだいたい4月初めくらいにしてみました。もう少し早くても良かったかも?
おうちに他の苗が入っていたポットがある方はそのポットを、ない方はヨーグルトの容器(大きい方)などを再利用して育苗ポットを用意してください。
先によく洗い清潔にしてから(底に穴やスリットを開け)、土を入れてください。種まき用の土がなくても、買ってきた培養土で大丈夫です。
土に指などで穴を開けて1~2つ種をまきます。この時の穴の深さは種の直径の2倍くらいにしてください。トマトの種は嫌光性なのでしっかり土を被せ、優しく水やりをしたら終了!
育苗
種まきから一か月後 |
発芽するまでは室内で管理してください。トマトは(たぶん地温が)20℃くらいないと発芽しにくいので、4月の屋外だと厳しいです。水やりは土の表面が乾いたら底から流れ出るまでやってください。
発芽したら外に出してみて、弱らないようだったらそのまま外で管理してください。弱る感じであれば寒くなる夜は家の中に入れたりするといいと思います。この時も水やりは同様です。
このまま最初の花が咲くまで育てます。
ちなみに、この花を「第一花房の第一花」というらしいです |
植え付け
花が咲いたら、プランターに肥料(元肥)入りの培養土を入れて苗を植え付けます。ポットから引き抜く前に水やりすると取りやすいです。
ポットから苗を引き抜いた時に根っこがぐるぐる側面に回っている場合は、その部分の根をほぐしたり・切ったりするといいと思います。上の写真くらいならそのまま植えてOK。
具体的には、まずポットが入る位の穴を開けて
事前にポットごと埋めてみると分かりやすいです |
地面の位置がそろえばOK。
こんな感じ |
揃わない時はゆっくり苗を取って、穴の大きさや深さを調節してください。
最後に水やりします。
この後、支柱をわきに立てて倒れないように紐で止めます。伸びていくにつれて紐を追加します。
あとあと茎が太くなるので気持ちゆるめに |
これでOK!
---理由(読み飛ばし可)---
なぜ最初の花が咲いたら植え付けるのか、について少し調べてみました。
植物には葉や茎を伸ばす栄養成長と花を咲かせたり実をつける生殖成長があり、トマトの場合、花が咲く前に植えると栄養成長に傾きやすく葉や茎が過剰に伸びたりするんだそうで、逆に花が複数咲いてからだと生殖成長に傾いて2房くらい実を作っておしまいみたいになりやすい、ということでした。
このバランスを取るためには「最初の花が咲いたら」がベスト、ということみたいです。
---理由終わり---
育成
植え付けた後に根付き、しっかり苗が育ち始めたら、水やりはちょっと萎れてきてからにしても大丈夫になります(すぐ下に追記しました)。ただ、暑い日だと朝に流れ出るまで水やりしても夕方にはもう萎れ始めてる、ということもあるので注意してください。
追記(2021/03/08):
トマトは水やりを控えたほうが甘くなる、みたいに書いてあることもありますよね。
そこで僕もプランター栽培しているときにちょっと水やり控えめにしていたら乾燥させすぎてしまいました。少し浅いプランターにトマト×2、シソ×1を植えたからでしょうか(汗)。
そうすると葉が大きくならなかったり、なんだか真夏の間はうまく育ってくれませんでした。なので、プランター栽培の場合は表面が乾いたらできるだけ早く水やりすることを心掛けたほうが良いと思います。
もしそれでも水やりが追い付かないようなら、
- 土の表面を枯草で覆うなどの乾燥対策を行う
- 一緒にバジルやシソを植えているなら、それを大きく切り戻す
- 大きなプランターに植え替える
というような方法をとってみるとよいと思います。とくにバジルやシソは生育旺盛でガンガン水分を吸うので放置しておくと水分・養分をごっそり持っていかれます。
バジルに水分・栄養持っていかれたの図 |
---追記終わり---
また、適宜「脇芽かき」を行います。
最初に決めた「仕立て方」によって変わりますが、どの仕立て方でも「不要な脇芽」があり、これを放置していると葉がボーボーになり、上手く実も付かないそうです。なので「○○仕立て 脇芽かき」で検索し、まずは書いてある通りにやってみるといいと思います。
ちなみに先述の通り、僕は「連続摘芯仕立て」にチャレンジしているので、この記事(https://tomato-power.com/tomato-continuous-pinching/)を参考にさせてもらって作業しています。
また、どうにも新芽が伸びないと感じたら、その苗がいわゆる「老化苗」になっているかもしれません。その場合は薄めの液肥を数回にわたって与えてみるのがよいそうです。液肥は雨で流れやすいので晴れや曇りの日にやるようにします。
収穫
「収穫は晴れた日の朝」と聞いたことがある、という方もいるかもですが、家庭(ベランダ)菜園ではいつでもOKだと僕は思っています。
ただ、農家さんのように大量に収穫する場合は、「暑い屋外で生野菜が山積み」という状態にならないように朝がいいと思います。
トマトの場合はヘタの上にカクンとなっている場所があるので、そこから簡単に取れます。
赤丸のところです |
また、トマトは花が咲いても実が付かないことがあります。大きな原因は2つあります。
1つ目は受粉を手伝ってくれる虫が来ないこと。
この場合は花びらの内側の筒状のものをトントンと優しく叩いてみましょう。
2つ目は暑すぎる場合。
炎天下では花が咲いても実が付かなくなることがあります。「最近全然実が付かないなぁ」「花がポロポロ落ちちゃうな」という時は涼しい場所に移動させましょう。木陰や午前中だけくらい日が当たる場所などですかね。ちょっと凝って100均で遮光ネットを使ってみるのもいいと思います。
もし思うように収穫ができない場合はお試しください。
追肥について
大切に育てるとついつい沢山肥料をあげたくなるという方もいらっしゃると思いますが、初心者のうちはあげすぎないのがおすすめです。買った肥料のパッケージに間隔や量が書いてあればそれを守るのが安全です。
肥料はあげすぎても害虫が寄ったり、徒長(ひょろひょろ伸びること、倒れやすくなります)に繋がったりしますし、あげなすぎても余り成長せずに収穫量が減ったり病気に罹りやすくなったりします。
とりあえず育苗中は、元肥入りの土が十分あり、健康に育っていれば最初の花が咲く前には一切必要ありません。
もし、
- 新芽の伸びが遅い
- 上の方の葉が小さく色が薄くなってきた(下の方は自然に枯れていきます)
- 実が小さくなった
- 茎が細い
見た目でのトマトの肥料が足りているかの判断はこの山形新聞さんの記事が分かりやすくてお勧めです。
みんなの家庭菜園 [4]トマト 栄養成長と生殖成長、バランス良く|山形新聞
ウチではメネデールの野菜用液肥とホームセンターで100円で買ったトマト用肥料を使ってます。小粒のマグァンプKもメジャーです。
もし弱った場合、一旦肥料は控えた方がいいようです肥料が原因なのか、水やりが原因なのか、病害虫が原因なのか、一度ひととおりの可能性を確認した上での対処がおすすめです(参考:サカタのタネ|園芸通信、https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20161222_004994.html)。
さいごに
中身はこんな感じ |
ここまで長々と書いた文章を読んでくださり、ありがとうございます。
最後に収穫したトマトについて少し書いておこうかなと思います。
まず皮が少し硬いです。なので個人的には加熱したり皮を剥いたりするのがおすすめです。ただ、生食もできないほどではありませんし、聞くところによれば成長スピードを上げると皮が硬くなりにくいらしいので、育て方を極めれば薄皮にできるかも……?
その一方で、味は甘いです。トマト味に間違いないのですが、ふつうのトマトに比べて甘味をすこし強く感じました。皮をむいてワンコにあげても喜んで食べてました(笑)
見た目もかわいいですし、一袋10粒くらい入って50円なのでぜひ一度育ててみては?
それでは~
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