【改良版】ビストロ(オーブンレンジ)でおいしい焼き芋を作りたい

穴あけをせずに庫内でボンッと破裂した焼き芋


どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。


以前に書いた焼き芋の記事が予想外に沢山の人に見ていただけたので改良版のレシピをより簡潔にまとめることにしました。改良した点は以下の3点


  • 外側パリッと焼きっぽく
  • アルミホイル包みを省いて手軽に
  • 硬くなりにくい置き方


また、今回は300℃のレシピのみならず、250℃でのレシピもあるので、晴れて全ビストロ機種対応(のはず)となります。


ほとんどの場合失敗しないレシピと思いますが、お芋も生鮮食品であり個体差や品種もあるのでその辺はご勘弁くださいな。基本的には普通サイズの、焼き芋にお勧めと書いてある品種を買うのがお勧めです。


それでは美味しい焼き芋を!


目次

  • 共通手順
  • MAX 300℃機種の場合
  • MAX 250℃機種の場合
  • 細かい話や試行錯誤の跡など


共通手順

1. お芋にフォークで三箇所くらいに穴を開ける(破裂防止)

2. 付属の角皿にアルミホイルを敷く。

3.アルミホイルを丸めて作った棒を2.で敷いたアルミホイルに乗せて、さらにそこにお芋を乗せることで角皿との接触を防ぐ。(硬化防止)

浮かせるとカチカチになる部分が減ってうまうま

ちなみに、写真のように料理に使って切り口が出ているお芋でもちゃんと焼き芋になります。

MAX300度の方はこちら
MAX250度の方はこちら

MAX 300℃機種の場合

4. 角皿を下段に入れて、予熱なし300℃で1時間〜1時間20分。時間を伸ばすとどう変わるかは以下の写真でチェックしてください。

■1時間

柔らかくみずみずしい感じ。

■1時間20分
皮がパリッとしてねっとりした食感に。

皮のすぐ下もこんがり色づきます。

標準的な大きさのお芋の場合、1時間だとちょっと水分多いけれど全部が柔らかい、1時間20分だとねっとりする代わりに外側が少し硬く(干し芋みたいな感じ)なるといったでしょうか。個人的には1時間20分を推したいと思います。


小さいお芋(直径3cmくらい)のときは1時間でもいいです。1時間30分やると外側のカリッとした部分が多くなります。何回か試してお好みの時間を見つけてください。 

でも1時間20分で大丈夫ですが、電気代節約のために10分~20分短縮しても多分おいしく頂けると思います。


ただ、直径が10㎝以上あるような明らかに太いお芋の場合は2時間かかりますのでご注意を。

大きいお芋も美味しいですよ

実験記録なども知りたい人向けの細かい話はこちら。焼き芋が焼けるまでの暇つぶしにでも。


MAX 250℃機種の場合

4、角皿を下段に入れて、予熱なし250℃で1時間10分〜1時間30分。時間を伸ばすとどう変わるかは以下の写真でチェックしてください。

■1時間10分

うっすら焼き色が付きました

結構水分がある感じ。これもこれで美味しい


■1時間20分


写真だとあんまりですが、ちょっと焼き色が濃くなりました

細い部分

太い部分。ちょっと白っぽくてまだ水分が多い気がしました。

■1時間30分

皮はパリッと中は芋ようかん

というわけで、お芋が標準サイズなら、個人的おすすめは1時間30分です。でも、皮のすぐ下あたりが干し芋みたいな感じになることもあるので、皮のすぐ下のちょっと硬い部分が苦手な方は1時間10分でいいと思います。


ちょっと細いとか小さい(直径3cmくらい)、という場合は1時間〜1時間10分でもいいです。1時間30分やると外側のカリッとした部分が多くなります。何回か試してお好みの時間を見つけてください。

でも1時間30分でオーケーです。結構小さければ10分~20分短縮してもいいかもです。


逆に直径10cm以上あるような太いお芋の場合は2時間以上(2時間10分~20分)やったほうが芯までねっとりすると思います。ただ、ビストロは2時間までしか運転できないので加熱が終わってからすぐに再運転させないといけなくなります。たぶん連続運転させても故障はしませんが、心配な方はオーブントースターを活用してください。


実験記録なども知りたい人向けの細かい話はこちら。焼き芋が焼けるまでの暇つぶしにでも。


細かい話や試行錯誤の跡など

最初にひとつ。以下の話は実験中の「仮説」みたいなもので、検証できていないものもあるということを断っておきます。

まずは細かいアクシデントについて。

想定よりも火が入らない場合

芯の部分が生っぽい

・一度に複数のお芋を焼いた場合(要検証)
・大きいお芋で加熱時間が足りなかった場合
・お芋自体のポテンシャルが良くない場合(水分量が多い)

こういった場合は、焼けたと思って切ってみても水分が抜けていない、サクッとした食感で生っぽいということが起こります。こういった事態に備え、大きい芋など要領を得ていないお芋を焼く時は焼きあがったらまず、お芋の一番太い部分を切って確認するようにしています。少し面倒ですがビストロの「加熱が終了する前に取り出せばしばらくは待機状態になる機能」を利用して、終了一分前くらいに取り出して確認するようにするとオーブンの冷却運転を気にせずに確認できるのでベターです。

もし切ったときに火の通りが悪ければそのまますぐにオーブンに戻し、追加で10分から20分焼きます。アルミホイルの棒に乗らない時はそのまま直置きでもいいです。頑張ってアルミホイルの棒に乗せようと長く開けていると庫内の温度が下がるのでスピード重視で。

想定よりも火が入ってしまう場合

大きい芋お芋なのに1時間で過剰加熱になった時があります。

画像をみると火が入っていないときと同じように芯が白く見えますが、サクッとした食感ではなくパサパサした食感でした。このように加熱しすぎたお芋はパサパサとした食感になります。おそらくこの時の原因はお芋の水分量が少なかったことにあると思います。5月という完全なオフシーズンに買ったもので、店頭で並んでいる間もしくは倉庫にしまわれている間などに乾燥が進んでいたのだと思います。

このように焼きすぎてしまったときは牛乳などと食べ合わせれば比較的美味しくいただけます。水を加えてミキサーにかけたり練ったりすればもしかしたらもどせる…かもしれません(笑)

低温での加熱はどうなのか

低温といっても140度~180度くらいの話ではありますが、すこし甘くなったり(β-アミラーゼが高活性になる温度帯をよりゆっくり通過するためより多くの糊化したデンプンが麦芽糖になる…とからしい 
参照:https://www.jrt.gr.jp/q_a/spqa_yakiimo/)皮のすぐ下の部分が硬くなりにくいというメリットがある一方で、なかなか水分が飛ばず加熱時間が長くなるほか、皮がパリッとしません。

できるだけ早く、焼いた感のある焼き芋が食べられたらいいよね、ということで僕は最高温度での加熱にしています。まぁ最高温度に設定してもその温度での運転は5分が限界のようで、その後230度とかに自動で下げられるようなので、実際は140度~180度とそこまで温度差はなかったりするのかもしれません。

ここで、実際に低温だとどうなるのか気になる方もいると思うので、少し今までの実験記録をお見せしたいと思います。

まずは140度3時間で焼いた場合です。大きいお芋でしたが上手く焼けました。ただ、皮はパリッとしませんでした。


次に160度1時間30分。こちらもおいしくできましたが、やはり皮がパリッとしていませんでした。


そして最後に180度2時間。これは少し加熱しすぎになりました。180度なら1時間30分で十分だったと思います。

加熱しすぎるとパサパサ部分が出てきます

いずれにしても皮をパリッと少し焦げるくらいに焼くには200度以上あった方がいいんじゃないかと思います。逆に焦げない方がいい!という方はぜひ160度1時間30分なども試してみてください。

結局は好みの問題になってくるので、色々試してみるのもまた面白いかと思います。

こんなところでそろそろ終わりに。

雑記まで読んで下さりありがとうございました。

それでは~

コメント

このブログの人気の投稿

【Windows】HDRの画面がやけに白っぽくなった時の対処法

【実際にやってみた】しおれたバジルを復活させる方法

キンカンの挿し木_その1

おすすめ記事