学部・分野の選び方とその理由

どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。
この記事では学部・分野の選び方について書いていこうと思います。



一般的な言われ方

よく書かれていることとしては、「自分の興味をはっきりさせる」、「やりたいことや知りたいことを踏まえて」、「将来の職業に繋がる」とかを基準に選んでね、だと思います。これができれば確かにいいのでしょうが、僕にはできませんでした。

「興味のある分野は?」と問われて、「こんな感じ」というのはあっても、まず大学のどの学部で何をやってるかが高校生の時の自分には分からなかったのでそこから学部を決めることはできませんでした。

次にやりたいことや職業についても考えてみても、結局同じで、「なんとなくこんな感じがいい」と思うものはあっても、高校生の知識(+アルファで親や担任、ネットからの知識)の範囲内では全然道筋が見えず、決めることはできませんでした。
それに、学校で友達にさりげなく「やりたいこととかってある?」ときいてみても具体的なことが決まってる奴はほとんどいませんでしたし、そもそもほとんどの人は熱心にいち学問分野に興味があったり、将来の職業までの道筋を見定めて学部を選ぶなんてことはしてないし、できないと個人的には思います。


ではなぜ上記の様なアドバイスばかり書いてあるのか

個人的な推測ではありますが、多くの人たちは実際に自分が悩んだ時も同様のアドバイスを受け、それ以外の選び方を知らないということが一つ。

もう一つは、進路選択は当人にとってまあまあ大事な決断になるため細かく口出しをして、後々責任をかぶるのは嬉しくないとか、相談にじっくり付き合って自分が進路選択で悩んだ時を思い出すのはちょっと…という思いから、当たり障りのないアドバイスにしておこうと無意識に思っているからといったところでしょうか。

ガチの重い相談って結構聞き手も精神力が削られると僕は思ってるので、しょうがないとは思います。また、親や先生も知ってる範囲というのは自分の卒業した学部のことくらいのはずです。大学生に聞けば分かると思いますが詳しいのは自分の学科(学部の中で更に分かれて学科になります)くらいのもので、同じ大学でもキャンパスどころか学部・学科が違うだけでもだいぶ未知の領域です(中には情報屋の奴もいますが)。なのでへたなアドバイスはできないので一般的なことしか言えないってのもあると思います。


僕流の選び方

そんな理由で僕的には

次の各ステップでは悩むことなく自信を持ってYESといえなければどんどん次のstepに進んでください。
分野というのは大雑把に「社会系」とか「数学系」でも、具体的に「生物学」とかでもいいです。第一志望、第二志望…みたいに複数決めたいときは次のstep2-1から2-4を繰り返せばいいと思います。


 step1.客観的にみて人よりずば抜けて優れている分野がある→その分野に決める

 step2.自分の生活の中ですべてを差し置いてと言えるほど好きな分野がある→その分野に決める


 step3.得意な科目がある→その分野に決める

 step4.勉強するのが嫌ではない科目がある→その分野に決める


 ここまでで決まらない人は全ての分野が得意でなく、かつ嫌いであるということなので、僕はお手上げです  。参考として勉強に対する心構えについてはこちら(現在執筆中)に。

こういう選び方がベストではないかと思っています。単に「好きな科目は?」と言われても、うーんとなりがちな人(僕はこのタイプでした)でも「得意かどうか」なら学校の定期試験とか、模試を見れば判断できるし、それもなければ「嫌ではない」分野にすればよいのです。

「興味のある分野」ではなく、自分の得意なor嫌いではない分野に絞り込む。これなら多くの人が進学先に該当する分野を決められるのではないでしょうか。

また、こっちの記事の「理系は結構分野と勉強が繋がっていてすぐに学部・学科が分かると思いますが、文系は分かりにくいのでちょっと調べてその学部の内容が得意そうか・嫌ではないかをチェックする手間がかかると思います。このとき「自分はこれこれこういう科目が得意・割と嫌いじゃないんですが、どんな学部が自分に合ってますか」的なことを先生や親に訊くことをお勧めします。」って内容の部分は、理系は数学系がいいと思えば数学科ですし、天体がいいと思えば地学科とかに決められるわけですが、文系でいえば経営学部とか経済学部とかは普通科の高校の授業範囲では政経でかすったかな、程度なのでどんな分野なのかよく分からないだろうという理由からです。

この選び方にしたのは多くの人が分野を決められること以外にも理由があります。
それは大学に入った後を考えて、です。


大学では3・4年になれば専門的なことを取り扱うわけですが、興味がなくとも嫌でなければ割と普通に授業を受けられるでしょう。そして個人的な意見ではありますが、多くの場合専門的なことは一般の人にはすぐには理解できない内容になってくるので、「こんな難しい内容を取り扱ってる僕・私なんかすごくない」感が出てきて、その分野に愛着が沸くと思います。それとは対照的に、嫌なことを専門的に取り扱う授業はとてもじゃないけれど受けたくないはずです。

それに就職または大学院への進学についても、嫌な分野でなければ一応勉強はするので、割とその分野については詳しくなり、社会から見ても採用する価値のある人物になれますし、自分でそのことをアピールすることもできるわけです。おまけに採用する側も、卒業した学部を参考にはするので、あえてあなたの卒業した分野とかけ離れたことをさせようとは思わないはずで、言い換えれば、あなたの嫌な分野の仕事や全く興味のない仕事をあえて割り振ろうとは思わないはずだ、ということです。

例を挙げると、
Aさん:就職に有利という理由で苦手な分野のa学部に進学
Bさん:嫌いではないor得意な分野のb学部に進学
この場合Aさんは、進学後も頑張って苦手な分野の勉強をして無事卒業できたとしても、就職後その苦手な分野の仕事を任せられる可能性がまあまあの確率であるわけです。
一方でBさんは、進学後、割と苦労は少なく卒業できて、就職しても苦手な分野の仕事を任せられる可能性は低いわけです。



まとめ

明確にやりたいことなんてないし、興味のあることって言われても、自分のことだけど分からない、そんな人は得意かどうか・嫌いではないかという基準で選べば不幸にはならないのでは、というのが僕の意見です。
「自分のやりたいことってなんだろう」と延々と悩み苦しんでる人はもともと根が真面目なんだと思います。
責任は取れませんが、この選び方がそんな人の助けになれば幸いです。

それでは~

追記
学習系記事をまとめたページを作りました!

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