勉強が嫌なときにどうすればいいのか

突然ですが、本当に「勉強が好き」な人がいると思いますか?

僕の経験から言わせてもらうと、答えはYESです。

ではなぜ一般的には嫌がられてしまうのか?
勉強が嫌な人はどうしたらいいのか?
「勉強が好き」な人から利用できる事実はないのか?


どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。

この記事には、勉強が好きにならずとも、苦ではなくなるようにするための、勉強に対する心構えについて書いていこうと思います。



嫌がられる勉強

心構えを考える準備として、なぜ勉強は嫌われやすいのかを考えておきましょう。

一般的な中高生でゲームやスポーツ、趣味なんかをそっちのけで勉強したい、というような人は少数派だと思います。勉強のイメージとしては、面倒くさい・つまらない・面白くないという風に思っている人が大半ではないでしょうか。

大学生、社会人になっても、「やらなきゃいけないからやってる」とか「スキルアップのために」という人は多くても、自ら率先して楽しさのために勉強している人は少数だと思います。

こういう現状には複数の背景がある、と僕は考えています。挙げれば
  1. 「やらされている」勉強が多いため。
  2. 勉強よりも楽しそうに見えるものが多いため。
といった感じではないでしょうか。
2は僕の主観的な意見です。2についてはこの記事で触れてありますので、説明はしないことにします。

1については心理学のお話を交えながら書いてみたいと思います。

「やる」と「やらされる」の違い

勉強好きな人と勉強嫌いの人の最大の違いはここだと思います。勉強が好きな人は何らかの原因で自発的に取り組む癖ができていて、「強制されている感覚」が薄いのだと思います。

心理学ではこんな実験が知られています。
グラスら(Glass & Singer, 1972)は、不快な音(ジェット機の爆音)を2グループ(コントロール可能群・不可能群)の参加者に聞かせた後、問題解決(ストループ課題など)を行わせた。コントロール可能群はボタンを押すと不快な音を止めることができ、不可能群は止めることができなかった。ただし、コントロール可能群の参加者には、できるだけ我慢をしてボタンを押さないように教示をしたため、実際には全員が同様に不快な音を聞いた。実験の結果、不可能群は可能群と比較して問題解決の効率が低く、不快な音をストレッサーであると認知する程度が高いことが示されている。※1

この実験結果から分かるのは、不快なもの(爆音)が自分にはどうしようもできない(爆音は止められない)と思っていると、その不快なものからストレスを感じやすくなるということです。 逆に自分が進んでやっている(爆音を止めるボタンはあるが止めない)のであれば、不快なものからもストレスを感じにくいということです。(厳密にはストレスは過程を表すので、ここでの使い方は正しくはありませんが、分かりやすいようにこう書きました)

これから言えるのは、勉強が「不快なもの」であって、自分にはどうしようもできず、押し付けられていると思っている、つまり「やらされている」と思っているうちはストレスを感じやすいということです。


このように理由がわかるとすっきりしませんか?
ただ漠然と勉強を嫌うのではなく、自分が勉強の何を嫌がっているのかが分かると、それに対して改善しようとすることができるわけです。

勉強は長い間付き合っていくものですから、できるだけ苦にならない方がいいですよね。
それでは、その具体的な方法として僕は勉強に対する心構えを考え直すことを提案します。


勉強に対する適切な心構え


先ほど見たように、やらされていると感じたりするなどして勉強に対してネガティブな思いが積み重なることで「勉強が嫌」となっているように思います。なので、このネガティブな感覚がなくなれば、少なくとも嫌ではなくなるはず。ということで勉強に対して以下の様に考え直すことにします。
  1. 勉強はいつでもやめられるが、自分のために自分がやっている
  2. 勉強は特段つまらなくはない
この様に、自分の中での勉強のイメージを更新してください。そうすることで、特段嫌う理由や不快に思うことは少なくなるはずです。歯磨きや風呂などの日常の習慣と同じくらいに思えればOKです。


まとめ

僕の意見としては、勉強はいうほど嫌なものではないということでした。

例えばゲームにしても、毎日誰かからやりなさいといわれたら、最初の一週間くらいは楽しくても段々嫌になってくるものです。その時に一時間だけ本を読んでいいよ、と言われたら、本を読む時間が楽しみになりそうじゃありませんか?

結局のところ、認識が変われば同じものでもつまらなく感じたり面白く感じたりするのではないかと思います。勉強も、読書も、ゲームも、スポーツも、もともと面白いとか、もともとつまらないなんてことはないのかもしれませんね。

大事なのは自分の意志でやっていることだと自覚していること。自分で決めているという感覚に慣れてくれば、もっと世界が広くみえることでしょう。

それでは~

追記

学習系記事をまとめたページを作りました!

※1 「図説 教養心理学」編著者:金敷大之、森田泰介 ナカニシヤ出版 より

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