【NX7 PRO】 中華イヤホン(NX7 PRO)のレビュー その2
どうも、おはこんばんにちは、ぽんぽこりん(@ponpokorin_24)です。
予告(みたいなこと)をした通り、レビューの続きを書きたいと思います。(その1はこちら)
今回の内容をざっと説明すると
1、使いこんで見てどう印象が変わったか
2、フィルターについての解説
3、手持ちのモニターヘッドホン(ATH-M70x)との比較
という構成になります。
それと、前回のその1からの変更点が以下の2つあります。
AliExpress.com Product - NICEHCK NX7 Pro 7 Driver Units HIFI Earphone 4BA+Dual CNT Dynamic+Piezoelectric Ceramics Hybrid Replaceable Filter Facepanel IEM
YURiKA「鏡面の波」(96khz/24bit)
正直この曲のジャンルは微妙ですが、微妙ということはポップスでいいですよね!(適当)
33秒くらい(動画だと40秒くらい)からバイオリンが入ってくるのですが、このバイオリンの印象が、モニターヘッドホンに比べて若干薄いです。ボーカルの方が立っている反面って感じでしょうか。ただ、NX7 PROの方が全体的に華やかに聞こえるので、この曲のきれいな感じを楽しめるのはこっちかもしれません。
まずどちらでもどこから音が鳴ってるのかは分かります。定位はグッドです。
ただ、このパートは比較的静かで、モニターヘッドホンだとその静けさの分、各楽器の音の広がりを感じられるのですが、NX7 PROはその広がりは少し感じにくいです。
それでは〜
AliExpress.com Product - NICEHCK NX7 Pro 7 Driver Units HIFI Earphone 4BA+Dual CNT Dynamic+Piezoelectric Ceramics Hybrid Replaceable Filter Facepanel IEM
予告(みたいなこと)をした通り、レビューの続きを書きたいと思います。(その1はこちら)
今回の内容をざっと説明すると
1、使いこんで見てどう印象が変わったか
2、フィルターについての解説
3、手持ちのモニターヘッドホン(ATH-M70x)との比較
という構成になります。
それと、前回のその1からの変更点が以下の2つあります。
- イヤーピース は、レビューその1を書いたときからもちょこちょこ変えて、スパイラルドットのMLに落ちつきました。
- 試聴に使うNW-ZX300のバランス側も、再生時間200時間(SONYの推奨時間)超えました。
1ヶ月使ってみての所感
本格的にモニターヘッドホン使って比較試聴する前に、久しぶりにRHAのCL750も聴いてみての所感を書きます。
- キレはやっぱりCL750の方がある
- 音場は広め(バランスだからかもしれません)
- ボーカル聞こえやすい
- 低音が割と出てる
上3つは箱出し直後の印象と変わりませんね。4つめの低音についてですが、NX7 PROも聞き慣れてくると十分に出ていると感じます。(こう感じるのはCL750を聴いてなかったからというのが大きい気もします。今聴くとCL750は低音にもキレがあるので、量感はそこまでないのに印象的に感じます。)音量的には、小さすぎず、大きすぎず、いい量感だと思います。詳しくは下の方のモニターヘッドホンとの比較で。
各フィルターについて
まず、フィルターを外すとどうなってるのかご覧ください。
こんな感じで音道管に向けてBA4基が配置されています。
それでは次に各フィルターを見てみましょう。まとめてどうぞ。
一番分かりやすいのは赤ですね。ひとつだけ、ただの金属フィルターです。ドライバーから出た音が一番ダイレクトに耳に届くのは赤フィルターということです。
シルバーと青の違いですが、これは裏面から見ると分かる化繊の布っぽいフィルターの“厚さ”の違いかと思います。写真では分かりづらいかもですが、若干青のフィルターの方が厚いように見えます。
そして実際付け替えた時の音の変化ですが、これは謳い文句の通り、シルバーを基準に、赤がちょっとハイ寄りに、青がちょっとロー寄りになる感じです。
僕のおすすめはシルバーor赤です。正直、青はちょっと曇った感じに聞こえます。赤でも十分ベース音拾えるので、明るめの音が聞きたい時は赤、もうちょっと落ち着いてる方がいいというときはシルバーって感じで使おうと思ってます。基本的に高音スキーの僕としては赤フィルター前提で以下の評価をしていきたいと思います。
追記(2020年11月9日)
久しぶりに青フィルター使ってみたら意外に聞きやすかったので、追記します。もしかしたらZX300のエージングが進んで高音がよく出るようになって(個人的にはあんまり信じてはいないんですが)低音フィルターでもいい感じに聞けるようになったのかも、もしくは僕の耳が変わったのかも。
ボーカルが刺さるように聞こえる場合や、ボーカルが目立ちすぎる場合、あとは寝る前メインの使用(寝る前にキンキンorシャキシャキした音だと安眠できないような気がする)なら青フィルターもおすすめです。低音の量感がちょっと増えるほか、全体的に角がとれた音になります。
追記終わり
モニターヘッドホンとの比較試聴
(注)
ここから下は長いです。総評は下で改めて書くのでここは読み飛ばしてもらっても構いません。アニソンが好きなので、アニソンの中からのチョイス多めです。ご理解よろしくお願いします。
ここから下は長いです。総評は下で改めて書くのでここは読み飛ばしてもらっても構いません。アニソンが好きなので、アニソンの中からのチョイス多めです。ご理解よろしくお願いします。
また、試聴時には全てNW-ZX300のソースダイレクトをオンにして聴いています。
一応ATH-M70xの写真をば
Simple is Bsetな見た目の奴です
これを使って比較していきます。
ロック
岸田教団&THE明星ロケッツ「ストライク・ザ・ブラッド」(96khz/24bit)
公式の試聴動画(当然のことながらYouTubeでハイレゾ版は聞けません)
ドラム・ボーカル・エレキそれぞれの音がはっきり聞こえるので聴いていて楽しいです。
一方モニターヘッドホンだと各楽器の混ざった音もちゃっかり聴こえて、はっきりくっきりとした音には聞こえないです。
一方モニターヘッドホンだと各楽器の混ざった音もちゃっかり聴こえて、はっきりくっきりとした音には聞こえないです。
公式の周波数特性(aliexpressの販売ページのItem Descriptionに載ってます)にもあるように500hz周りのとこでレベルが下がってることでさっぱり聞こえるのかもですね。
次!
ポップス
YURiKA「鏡面の波」(96khz/24bit)
正直この曲のジャンルは微妙ですが、微妙ということはポップスでいいですよね!(適当)
こちらも公式(なぜか宝石の国感ゼロのサムネ)
ハイ、次!
打ち込み系
黒崎真音「X-encounter」(96khz/24bit)
公式です
NX7 PROの方が低音を強く感じます。その低音の圧(嫌味な感じではない)のせいか、相対的にモニターヘッドホンの方が音場が広く聞こえます。また、この曲では所々で歌声を二重に被せてるところがあるのですが、モニターヘッドホンの方が分かりやすいです。でもNX7 PROの方が聞き応えのある感じで、どっちが良い悪いではなく好みの問題ですね。僕はどっちも好きでした。
次いきましょう
アコースティック
佐々木恵梨「ふゆびより(弾きがたりver.)」(44.1khz/16bit)
公式には通常版しか見当たりませんでした スミマセン
この曲に関してはモニターヘッドホンの方が好みでした。NX7 PROは良くも悪くもさっぱりしているので、この曲ではギターの響きがちょっと薄く感じられました。
次はアニメ関係ないです。
ジャズ
削除「Stoicism」(44.1khz/16bit)
やっぱりモニターヘッドホンに比べて低音を強めに感じます。要は、NX PROの方がダイナミックな感じです。2分35秒のピアノの部分で、モニターヘッドホンだとピアノの響きが聞こえるのですが、NX7 PROだと主旋律はきちんと聞こえるのですが響きの広がりはちょっと感じにくいです。
次で最後です。
クラシック
アルバム「Seiji Ozawa Best Selection 2015」より
Ralph Gomberg「Le Tombeau De couperin, M.68a: 4. Rigaudon」(44.1khz/16bit)
さらにもう一曲アニソン以外から。小澤征爾さんは存じ上げていたのでTSUTAYAで見かけた時にCD借りました。クラシックについてはまだまだ初心者以下なので、曲名はどこまで書けば通じるのか分からなかったので一応全部書きました。
自分なりに調べてみた結果、日本語でいうと「クープランの墓 第4曲 リゴドン」だと思います。YouTubeにもありました。
Auto-generated by YouTube.とかあるんですね
1分9秒~2分21秒までの穏やかなパートが好きなので、そこで比較。
まずどちらでもどこから音が鳴ってるのかは分かります。定位はグッドです。
ただ、このパートは比較的静かで、モニターヘッドホンだとその静けさの分、各楽器の音の広がりを感じられるのですが、NX7 PROはその広がりは少し感じにくいです。
こんなところで比較試聴おしまいです。
総評
NX7 PROの音の傾向はさっぱりしていて自然な感じ、低音の質も良く十分に出ている、というのが僕の評です。
まぁ、できればその1で書いたように、上の比較を読んで、自分なりにこんな感じかなと思ってもらった方がいい(通販だと、噂とかレビューだけを信じて買うと痛い目みることありますよね)とは思うのですが。
まぁ、できればその1で書いたように、上の比較を読んで、自分なりにこんな感じかなと思ってもらった方がいい(通販だと、噂とかレビューだけを信じて買うと痛い目みることありますよね)とは思うのですが。
おすすめできる人は、ロック、ポップス、アニソンなど音数多めのボーカルものをよく聴く方ですかね。
一方で、スロージャズ、ギターソロ、(おとなしめの)クラシックなどなど、楽器の響きを楽しむ曲メインの方には「いいよ!」とまでは言えないかも。
追記(2020年11月9日)
ここにもちょっと追記します。「スロージャズ、ギターソロ、(おとなしめの)クラシックなどなど、楽器の響きを楽しむ曲メイン」の場合はフィルターを青に変えるとそこそこいい感じになります。ご参考までに。
追記終わり
それにしても、1万円のイヤホンにしては(にしては、とは。1万円も十分高額なんですケド!)優等生だという売り文句は本当だと思います。低音ボワつくとか高音刺さるとか、ぼやけて聞こえる(解像度低い)とかはないです。それに、上で楽器モノにはベストでないとは書いたものの、苦手というほどではないので、普通にいい買い物だったと思います。
いかがだったでしょうか。
参考になれば嬉しいですし、「こいつ何言ってんのw」と楽しんで頂けたのなら、それもまた嬉しいです。
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